不動産開発やホテル運営を手掛けているティーエーティー(TAT、本社・京都市南区)は、札幌市内2店舗となるホテルを建設する。オープンは、2026年11月を予定している。(写真は、ティーエーティーが建設するホテルの予定地)
建設場所は、月寒通に面した札幌市中央区南4条西6丁目10-1、10-3のススキノ地区で、現在は、時間貸し駐車場として利用されている場所。敷地面積約134坪(442・21㎡)のうち、建築面積として約66坪(221・09㎡)を使って、鉄筋コンクリート造、地下1階、地上12階、延べ床面積約806坪(2660・17㎡)のホテルを建設する。建築物の高さは44・09m。
ホテルの客室数は40室、定員は158人。建物の設計、監理は宗本晋作建築設計事務所(京都市上京区)、施工は未定。着工は2025年4月1日頃、工事完成は2026年11月15日頃を予定している。
TATは、PIECEホテルグループを展開しており、現在は、京都市内に5店舗、札幌市内に1店舗の宿泊施設を運営している。デザイン性が高く、豊富なコンテンツとリーズナブルな価格帯のホテルは、国内外で高い評価を得ている。おこもりステイやワーケーションの長期滞在など、宿泊ニーズの増加により、コロナ禍においても順調に成長を続けてきた。札幌市内の「41PIECES Sapporo」(中央区南2条西5丁目29-2)は、2021年8月にオープンしている。
TATは、自社スタッフでコンセプト立案や家具調度品セレクト、運営オペレーションの全てを手掛けている。設計・デザインもグループ会社で行うなど、徹底したDIYスタイルが事業の特徴。一貫して自社で全てを手掛けることにより、統一感のある世界観を表現することを強みとしている。