江別市・JR北海道・コープさっぽろ、野幌鉄道林跡地など8haのマチの姿を公表

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 江別市、JR北海道(本社・札幌市中央区)、コープさっぽろ(本部・同市西区)が、3者連携で取り組んでいる江別市野幌若葉町の市有地と野幌鉄道林跡地(約8ha)の土地利用の概要が明らかになった。3者は、2024年2月5日に連携協定を締結、このエリアを魅力あるマチとするための検討を進めてきた。(写真は、開発概要図=リリースから抜粋)

 JR線の高架を挟んで南側にある市有地と北側にある鉄道林跡地は、JR野幌駅から徒歩圏内の好立地で、国道12号にも近く、アクセス性が高い立地。幼稚園や保育園、小学校も近くにあり、子育て世代には、便利で魅力的なエリアとなっている。

 江別市の市有地は2・7haで、ドラッグストア、コンビニエンスストア、クラブハウス(自治会館)、戸建て用宅地(69区画)、賃貸住宅(20戸)を計画。市はIoT技術を使ったタウンマネジメントによりサスティナブルなまちの運営、管理が行える事業者を公募型プロポーザルで募り、積水化学工業(大阪本社・大阪市北区、東京本社・東京都港区)を契約候補者に決定、2024年11月下旬に同契約を締結する予定。

 JR北海道が所有する土地面積は2・8haで、戸建て用宅地93区画を計画。ミサワホーム北海道(本社・札幌市白石区)のほか、複数のハウスメーカーと連携して、分譲宅地を販売する。子育て世代などに向けた住環境を整えるため、約1000㎡のゆとりある公園を整備する。2024年10月から造成工事を始め、Ⅰ期37区画の販売を同時に開始する。造成工事は、2025年10月に完了予定。

 コープさっぽろが所有する土地は2・4haで、既存の「コープさっぽろ野幌店」を移転新築するほか、物販、飲食、放課後児童クラブのテナント3棟を計画している。新設する「コープさっぽろのっぽろ店」には、子ども連れの人たちが無料で気軽に利用できるコミュニティスペース(トドックステーション)を配置するほか、近隣住民の利便性を高めるために、道路も新設する。2025年6月の完成を目指す。

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