札幌の今、解体ノート2024年版⑪西区西野4条2丁目旧「紳士服のはるやまチェーン西野店」

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 マチの新陳代謝は、建物の解体・新築が大きな要素を占める。見慣れた建物が解体され、新しい建物が建設され、マチは生まれ変わっていく。札幌には今、中心部にも郊外にも数多くの新陳代謝の姿がある。札幌の今を記録する『札幌の今、解体ノート』の2024年11回目は、西野4条2丁目の旧「紳士服のはるやまチェーン西野店」。(写真は、ほぼ更地になっている「紳士服のはるやまチェーン西野店」跡)

 紳士服のはるやまチェーン(本社・札幌市)の「西野店」は旧北海道大野病院の近くに位置しており、2014年10月で閉店。閉店までには、アウトレットなどへの業態変更も行ったことがある。閉店後は、空き店舗の状態が続いていたが、2024年7月中旬から建物の解体工事が始まった。

 土地登記によると、土地は個人所有だったが、競売による売却で、隣接する医療法人社団信和会石川泌尿器科・腎臓内科の理事長個人(当時)が取得。その後、2022年8月に信和会に所有権が移った。工事期間は、2024年11月15日まで、解体業者はアスフル(札幌市南区)、注文者は、土地所有者の医療法人社団信和会石川泌尿器科・腎臓内科。同病院は、1979年に開院しており、建物の老朽化が進んでいることから、跡地は、新病院建設用地となりそう。

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