JR北海道(本社・札幌市中央区)が、桑園駅近くに所有している、JR桑園社宅用地を活用した不動産開発の第1号となる賃貸マンションが竣工、入居が始まった。社宅はまだ6棟残っており、2024年春から撤去工事が始まり、2025年秋に賃貸マンションや分譲マンションの建設に着手、2027年度以降に社宅跡地の不動産開発が終了する。(写真は、JR桑園社宅跡地に建設されたC街区の賃貸マンション)
開発事業の第1号として誕生したのは、中央区北12条西18丁目36-159の「JR桑園社宅309号棟」跡地(約698坪=2304・4㎡)を活用した賃貸マンション「ジュノール桑園EAST・WEST」。鉄筋コンクリート造、11階建て(一部3階建て)、延べ床面積はEASTが約871坪(2877・09㎡)、WESTが約891坪(2942・35㎡)。EAST38戸(1LDK16戸、2LDK22戸)、WEST38戸(1LDK6戸、2LDK32戸)。
間取りは、1LDK約12坪(40・32㎡)~約13坪(46・07㎡)、賃料は6万8000円~7万8000円、2LDK約14坪(48・84㎡)~約18坪(61・44㎡)、8万4000円~11万円。設計、監理は宮川建設一級建築士事務所(札幌市白石区)、施工は宮川建設工業(同)。貸主は、北海道ジェイ・アール都市開発(本社・札幌市西区)。
開発用地には、社宅6棟が残っており、今春以降に撤去工事を開始、A街区(札幌市中央区北11条西18丁目、社宅2棟、約1212坪=約4000㎡)、B街区(同、社宅4棟、約1606坪=約5300㎡)として開発を進める。A街区には、ミサワホーム北海道(本社・札幌市白石区)とJR北海道が共同で2棟、計100戸前後の分譲マンションを建設。B街区には、同じく2社共同で、50戸前後の賃貸マンションとJR北海道フレッシュキヨスク(本社・札幌市中央区)の食品スーパー「ジェイ・アール生鮮市場」の複合ビルを建設する。A街区、B街区の竣工は、2027年度以降の予定になっている。