札幌の今、解体ノート2023年版⑮中央区北1条西22丁目旧「ユタカ商会」「エンドレス大地」

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 マチの新陳代謝は、建物の解体・新築が大きな要素を占める。見慣れた建物が解体され、新しい建物が建設され、マチは生まれ変わっていく。札幌には今、中心部にも郊外にも数多くの新陳代謝の姿がある。札幌の今を記録する『札幌の今、解体ノート』の2023年の15回目は、中央区北1条西22丁目の旧「ユタカ商会」、「エンドレス大地」。(写真は、旧「ユタカ商会」、「エンドレス大地」の解体工事)

 北1条・宮の沢通沿いにあった「ユタカ商会」は、家具・インテリア関連のトータルリフォーム事業会社で、2年ほど前に移転、空き物件となっていた。また、「エンドレス大地」は、旧三井がバブル期に建設した賃貸マンション。敷地はユタカ商会などが賃借していたが、メディカルシステムネットワーク(本社・札幌市中央区)の社長が100%出資する、資産管理会社である合同会社エスアンドエス(同)などを経て、2023年8月末三井不動産レジデンシャル(本社・東京都中央区)が取得した。敷地面積は約350坪とみられる。

 解体工事は、2023年10月10日から始まった。解体工事の名称は「北海道札幌市北1条西22丁目計画解体工事」。注文者は、三井不動産レジデンシャル、解体事業者は飛島建設(本社・東京都港区)札幌支店(札幌市中央区)。解体は、2024年3月31日まで予定されている。解体後は、マンション建設が計画されている。

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