学校法人北海道科学大学(本部・札幌市手稲区)は、旧北海道科学大学高等学校(同市豊平区中の島2条6丁目)の跡地をニトリ(東京本部・東京都北区、札幌本社・札幌市北区)に賃貸するため、建物の解体工事に入った。(写真は、解体工事が始まった旧北海道科学大学高校)

 2023年4月に、北海道科学大学などが集積している前田キャンパス(手稲区前田7条15丁目4-1)に全面移転し、空き校舎になっている旧北海道科学大学高校。土地建物を所有する学校法人北海道科学大学は、この跡地利用について、今年3月末に定期借地権設定による、賃貸業者を選ぶ公募プロポーザルを実施、ニトリが優先交渉権者に選ばれた。その後の交渉を経て、ニトリを跡地の賃貸先に最終決定した。

 このため、学校法人北海道科学大学は、旧校舎などの解体工事に入った。解体工事を行っているのは、本間解体工業(本社・札幌市西区)。解体期間は、2023年6月10日から2024年10月28日までとなっている。解体後に、ニトリは店舗建設に入ることになりそう。なお、旧北海道科学大学高校に隣接している北海道自動車学校(学校法人北海道科学大学が所有運営)は、同学校法人の母体事業に位置付けられることもあり、校舎とコースは現在地で引き続き運営される。


34人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。