日本最大のホテル特化型リート(不動産投資信託)、ジャパン・ホテル・リート投資法人(東京都渋谷区)が資産の運用を委託する資産運用会社、ジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズ(同)は、札幌市中央区の「ラ・ジェント・ステイ札幌大通」(札幌市中央区南2条西5丁目26-5)を100億2000万円で取得する。(写真は、「ラ・ジェント・ステイ札幌大通」)

 取得日は、2023年9月27日で、現所有者のJホテル札幌合同会社(東京都新宿区)から、不動産信託受益権及びホテルに付随する動産を取得する。投資利回りは4・3%を想定している。

「ラ・ジェント・ステイ札幌大通」(ホテル運営はABアコモ)は、2016年7月に開業した、14階建ての宿泊主体型ホテル。客室数は219室、客室の広さは23㎡を中心にしており、和室やキッチンなどがあるコンドミニアムタイプを含めた複数のタイプを揃え、幅広い宿泊需要に対応できる。ほぼ全ての客室は2人以上の宿泊が可能で、インバウンドに有利な客室構成になっている。

 館内には、天然温泉を利用した2種類の大浴場があり、北海道の食材を使用した朝食を提供しているレストラン、バー、ラウンジスペースもある。鑑定評価額108億円のところを、ジャパン・ホテル・リート投資法人は、100億2000万円で取得する。

 土地比率は65・5%、建物比率は34・5%。投資利回りは4・3%~4・5%。今回の「ラ・ジェント・ステイ札幌大通」の取得によって、ジャパン・ホテル・リート投資法人のポートフォリオの中で北海道の物件は、「イビススタイルズ札幌」、「メルキュール札幌」を加えた3ホテルになる。



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