国道36号線沿いの札幌市豊平区月寒中央通10丁目で長く放置されてきたパチンコ店旧「ビッグ大王月寒店」が解体され、跡地に分譲マンションが建設される。パチンコ店からマンションに、街の景色が変わる。(写真は、仮称「レーベン福住」の建設地)
国道36号線と白石・藻岩通交差点の北西角にあるパチンコ店は、1990年初め頃から営業を開始。運営業者の変遷を経て、2001年頃から大栄商事(札幌市白石区)の「ビッグ大王月寒店」として運営が始まった。同店は、2017年11月に閉店したが、幹線道路に面して空きパチンコ店がそのままの姿で残るという、景観上も好ましくない状態が続いていた。
今年1月に、土屋ホーム不動産(本社・札幌市北区)とタカラレーベン(同・東京都千代田区)が95対5の比率で土地建物を取得、3月から解体工事に入った。解体期間は3月3日から8月5日まで、解体業者は本間解体工業(本社・札幌市西区)。
跡地に予定されている分譲マンションは、仮称「レーベン福住」。敷地面積約940坪(3103・61㎡)のうち、建築面積として約409坪(1352・58㎡)を使い、鉄筋コンクリート造、地上14階建てのマンションを建設する。戸数は169戸を予定、延べ床面積は約4948坪(1万6331・31㎡)、建物の高さは44・50m。建築主は、タカラレーベンと土屋ホーム不動産。設計、監理は企画設計事務所オルト(札幌市中央区)、施工は未定。2023年10月1日頃の着工を予定している。