京阪電鉄不動産(本社・大阪市中央区)は、JR札幌駅北口に近い、札幌市北区北7条西5丁目5-2の時間貸し駐車場用地などを含めた、約300坪を取得する見通しだ。新幹線札幌延伸を見据えた土地開発を進める考えのようだ。(写真は、京阪電鉄不動産が取得意向の土地。奥の民家を含む)

 この土地は、個人が所有していたもので、北7条通と北8条通の間にある仲通りに面している。約300坪のうち、半分は時間貸し駐車場「エッセ北7西5パーキング」として利用されてきた。また、半分には個人所有の民家が現在も建っている。京阪電鉄不動産は、今年2月に売買代金完済の条件付きで土地を取得した。

「ヨドバシカメラマルチメディア札幌」のすぐ近くに位置し、商業ビルやオフィスビル、マンションなどが立ち並ぶ一角。北7条通側の約25坪は、ITM(本社・札幌市中央区)が所有し、地上5階建てのITMビルが建っている。

 京阪電鉄不動産は、札幌進出の1号物件として「ホテル京阪札幌」(北6条西6丁目)を開発して以降、ホテル、分譲マンション、オフィスビルと不動産開発事業を多角的に進めている。北7条西5丁目の土地取得に向けた動きは、駅周辺での開発を強化する一環と言えそうだ。


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