札幌の今、解体ノート㊻中央区南1条東4丁目「北海自動車工業本社ショールーム」

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 マチの新陳代謝は、建物の解体・新築が大きな要素を占める。見慣れた建物が解体され、新しい建物が建設され、マチは生まれ変わっていく。札幌には今、中心部にも郊外にも数多くの新陳代謝の姿がある。札幌の今を記録する『札幌の今、解体ノート』の46回目は、中央区南1条東4丁目の「北海自動車工業本社ショールーム」。(写真は、解体工事が始まった「北海自動車工業本社ショールーム」)

 札幌市中央区南1条東4丁目は、東4丁目通を挟んで東と西に分かれている。西側の大半は、北海自動車工業(本社・札幌市中央区)の所有地だった。西側の北3分の2は、同社の整備工場があったが解体されて更地になり、2020年12月に北海道新聞社(同・同)が新本社建設地として取得した。残る3分の1が、北海自動車工業本社ショールームとして残っていた。

 北海自動車工業は、東側の北半分の土地も所有しており、こちらには今年10月に同社が建築主となって7階建てオフィスビル「北海創成ビル」が竣工、同社本社は7階に入った。こうした中で始まったのが、北海道自動車工業本社ショールーム解体工事。

 この建物は、1980年に竣工し、今年が築42年目。南1条通に面した4階建ての建物は、北海道神宮の頓宮とともに町の記憶に刻まれている。解体工事は、2022年11月1日から2023年3月31日まで続く。注文者は、北海自動車工業、解体業者は松村組(本社・大阪市北区)札幌支店(札幌市中央区)。

 敷地面積は、約231坪(763・57㎡)で北海自動車工業の所有。解体後の跡地利用について同社は未定としており、当面は時間貸し駐車場となりそう。
※2023年1月22日記事一部修正しました。北海道創成ビル→北海創成ビル

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