JR札幌駅に隣接する北5西1・西2地区再開発で、計画されている高さ約250mのビル高層部に、世界最大のホテルチェーンであるマリオットブランドのホテルが入ることになった。(写真は、「北5西1・西2地区再開発」の予定地)
地権者である札幌市と共に再開発を進めるJR北海道(本社・札幌市中央区)が、子会社のJR北海道ホテルズ(同・同)を通じてマリオット・インターナショナルとパートナーシップを提携、札幌駅前に国際水準のホテルを開設する。マリオット・インターナショナルは、138の国と地域に30ブランド、7900軒以上の宿泊施設を展開するホスピタリティ企業。日本国内では、6つのラグジュアリーブランド(「EDITION」、「THE RITZ-CARLTON」、「THE LUXURY COLLECTION」、「ST REGIS」、「W HOTELS」、「JW MARRIOTT」)の14軒を含めて、73軒の宿泊施設を運営している。
札幌駅前で展開するのは最上級ブランドのホテルで、ビルの高層部6フロアを使用、客室数は約200室を予定、レストラン、スパ、フィットネスの付帯設備も設ける。運営は、JRホテルズが行う。再開発ビルは、「札幌エスタ」跡を含めて一体的に整備するもので、地下4階、地上46階、延べ床面積約11万9696坪(約39万5000㎡)。2023年秋に着工、2029年秋に完成する予定。
マリオット・インターナショナルの最上級グレードホテルは、道内では2020年12月15日に開業した「東山ニセコビレッジ リッツ・カールトン・リザーブ」がある。