東急不動産(本社・東京都渋谷区)が、札幌市中央区南2条西7丁目8ー3の「野田額縁店」跡地などを取得した。隣接する時間貸し駐車場も含めて約150坪とみられ、活用策が注目される。(写真は、東急不動産が取得した「野田額縁店」跡地)

 東急不動産が取得したのは、ノダ(札幌市中央区)が展開する「野田額縁店」の3階建て店舗を含めた土地と、隣接する時間貸し駐車場「システムパーク南2西7」の土地。「野田額縁店」は、今年4月17日でこの店舗を閉店、中央区南17条西7丁目に移転した。「野田額縁店」の土地には複数の根抵当権が設定されていたが、東急不動産が昨年12月に共有者全員と売買契約、今年4月に共有者全員の持ち分を取得した。

 取得地は、南2条通に面しており中心部にも近い立地。東急不動産は、中央区南7条西1丁目のススキノに近い立地で15階建て83戸の分譲マンション建設を進めているほか、中央区南2条西10丁目では東急グループのじょうてつ(本社・札幌市白石区)、京阪電鉄不動産(同・大阪市中央区)の3社共同で29階建て179戸の分譲マンション建設も始めている。

「野田額縁店」の旧建物には、現在も店舗名が掲げられ、時間貸し駐車場のポールサインもそのまま残っている状況。解体後の東急不動産による土地活用が注目される。


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