変わる旭川駅前、旧「エクス」跡に大和ハウスが複合高層マンションを建設

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 旭川市1条通7丁目の旭川平和通買物公園に面して建っている商業施設の旧「エクス」跡に大和ハウス工業(本社・大阪市北区)が、25階建て複合高層マンションを建設する。(写真は、旭川平和通買物公園に面した旧「エクス」)

 6月末に地元の地権者5者と同社が売買契約を結んだ。契約金額は非発表。複合高層マンション建設は優良建築物整備事業として、国と市から補助金を受給して行う。国への申請手続きは秋までに市を通して行う。

 旧「エクス」は1970年5月に建設された地階1階、地上7階建てで今年で築50年。敷地面積約647坪(2136㎡)、延べ面積約4875坪(1万6089㎡)、74年5月に仲通り側に約2100坪(6932㎡)増築された。

 開業当初は「長崎屋旭川店」としてスタートしたが、「長崎屋」が92年に春光に「ラパーク長崎屋」(現メガドン・キホーテ旭川店)に衣替えして移転。その後、93年に「丸井マルサ」、2002年に「エクス」になったが14年に閉店。耐震不足のため、1階のみを「ツルハ」が利用していたが今年5月末に閉店した。大和ハウスと地権者5者の売却交渉は、新型コロナウイルス感染症の影響で一時ストップしたが、6月末に契約を終えた。

 旧「エクス」の解体工事は9月初めから実施、1年間かけて更地にする。その後着工し23年末に竣工予定。低層階は商業施設、高層階はマンションから成る複合施設となる見込みで、総工費は約85億円。

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