マンションや戸建て住宅事業を展開しているタカラレーベン(本社・東京都千代田区)は、札幌で4棟目の分譲マンションを建設する。建設場所は円山地区で、都市型コンパクトマンションの「ネベル」シリーズを今年10月下旬に着工する予定。(写真は、仮称「ネベル円山公園」の建設地)

 タカラレーベンは、2017年4月に札幌営業所を開設、札幌のマンション市場に本格進出した。現在は3棟のマンションを建設している。1棟目は東区北14条東15丁目に建設中の「レーベン環状通東THE RESIDENCE」(30戸)で19年9月中旬に竣工する。2棟目は、中央区北1条西13丁目の旧日販北海道支店跡地に20年1月下旬竣工予定で建設中の「レーベン大通公園THE CENTRAL」(98戸)。さらに3棟目として西区琴似3条2丁目に「レーベン琴似project」(仮称、87戸)を20年11月下旬竣工予定で建設を進めている。

 4棟目として計画しているのが中央区北1条西27丁目の円山公園の近接地。面積約156坪(515・15㎡)の敷地を確保、そのうち約67坪(222・31㎡)を使って鉄筋コンクリート造の地上11階建てマンションを建設する。戸数は30戸で延べ床面積は約518坪(1710・66㎡)、建物の高さは32・995m。

 設計、監理はKS設計室(札幌市中央区)、施工は未定。マンションブランドは多様化した暮らしのあり方を捉えた都市型コンパクトマンションの「ネベル」シリーズ。札幌・円山地区は上質な住環境で知られ道外マンションデベロッパーにとって同地区に進出することが道民に認知される一つの基準になっている。
 14年4月に札幌に進出したフージャースコーポレーション(本社・東京都千代田区)は「デュオヒルズ円山アーバンヴィラ」、同年11月に進出した京阪電鉄不動産(同・大阪市中央区)は「円山ザ・レジデンス」をそれぞれ円山地区に分譲。最後発のタカラレーベンも円山地区にマンションを建設することで知名度アップを狙う。


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