札幌市中央区南10条西1丁目の旧「キリンビール園本館中島公園店」跡を積水ハウス(本社・大阪市北区)が取得していたことがわかった。広さは隣接の駐車場も含めると約1009坪(3330・87㎡)。同園跡を巡っては外資系ホテルの構想が取り沙汰されているが、積水ハウスは、「活用策は未定」(広報)としている。(写真は、積水ハウスが取得した旧「キリンビール園本館中島公園店」跡)

 キリンビール園本館中島公園店は、キャバレーの旧ミカドを利用したジンギスカン中心の飲食ホールとして親しまれてきた。ミカドは86年に閉館、その後利用が進まなかったが95年になってティーズ・エス・イー社(本社・札幌市中央区)が「キリンビール園」を開業させたが築44年で老朽化も進んでいたため2018年9月30日で営業を終了していた。
 
 土地登記簿を見ると、バブル後に所有権は、旧北海道拓殖銀行系の不動産会社タクト(札幌市中央区)に移り02年にティーズ・エス・イー社、07年にジョム・アンド・カンパニー(札幌市中央区)、08年に日進LRD(東京都港区)、13年には札幌市在住の個人所有となり、19年2月1日付で積水ハウスが取得した。
 
 札幌の不動産業界によると、取得額は1坪300万円程度と見られており約30億円での売買になったようだ。

 隣接する駐車場は1月31日で閉鎖されており、建物の解体も近く始まるもよう。向かいにある札幌パークホテルを所有・運営しているサンケイビル(本社・東京都千代田区)は、22年開業を目指して同ホテルを建て替え、25年には大規模な会議や展示会が開催できる「MICE」施設も整備される。中島公園界隈は再開発ラッシュになりそうだ。


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