札幌市中央区南2条西1丁目にある「宮本ビル」の解体工事が始まった。現在、足場が組まれ解体工事用の“朝顔(アサガオ)”が設置された状態。工事は12月中旬まで続く。(写真は、解体工事が始まった宮本ビル)
「宮本ビル」の土地建物は、今年6月に京阪電鉄不動産(本社・大阪市中央区)が取得。敷地面積約150坪(400㎡)で建物は地下1階、地上7階建てだが、築50年以上経過しており、最後まで残っていたテナントも7月末で撤退。このため再開発に向けてビルの解体工事に入った。ビルの周りはフェンスで囲まれ、ビル中層部には落下物があっても地上まで落ちないように設置した“朝顔”と呼ばれる防護板も取り付けられている。解体を手掛けるのは、本間解体工業(本社・札幌市西区)。
12月中旬には更地になる見通しで、その後新たな建物の建設が進むことになるが、立地環境からシティホテルが有力。京阪電鉄不動産は、札幌市内で分譲マンションのほかJR札幌駅北口で「京阪ホテル札幌」、大通地区で「東急ステイ札幌」を展開している。