画像2 冬の札幌を彩る「第34回さっぽろホワイトイルミネーション」が本日、21日から開幕した。会場は、札幌中心部の大通公園(12月25日まで)、駅前通り(2015年2月11日まで)、南一条通り(同2月14日まで)。1981年12月、わずか1000個の電球から始まった同イベント。今では世界的なイベントにもなった札幌の雪まつりと共に、国内外から観光客が訪れるイベントへと成長している。(画像は5万6000個の電球がきらめく「クリスタル・リバー」)
 
 16時30分から大通西3丁目会場で行われた点灯式には、点灯する瞬間をひと目見ようと大勢の市民や観光客が集まった。
 式には主催の札幌市から井上唯文副市長、札幌観光協会は星野尚夫会長が出席、主催者を代表して井上副市長が「ホワイトイルミネーションが今年も冬の札幌をますます魅力的に輝かせ、市民の皆様や観光で来られた皆様に十分に楽しんでいただけることを祈念します」と挨拶。星野会長の開幕宣言の後、「10、9、8、7…」とカウントダウンから「スイッチ・オン」という司会者の掛け声と共に45万個の電球が一斉に点灯されると会場全体から歓声が沸いた。
 
 大通公園では、赤エゾ松にハートの電球が装飾された「愛のツリー」や、青い光の川「クリスタル・リバー」などが点灯され、それを眺めながら記念撮影ができる「きらめきの橋」には、ベストショットをおさめようと、行列ができていた。駅前通りや南一条通りの街路樹には電球が装飾されている。
 
 今年も環境に配慮されたイベントとなっており、日本人がノーベル賞を受賞して再注目されたLED電球が街路樹の電球やオブジェなどに使われている。また、オブジェは、家庭や企業の廃食油からつくったバイオディーゼル燃料発電で点灯され、環境にやさしいエコ・イルミネーションとなっている。
 
 開催期間中、大通西1丁目、2丁目、3丁目会場では、毎日18時、19時、20時にカウントダウンに合わせて再点灯を行う。11月28日から12月24日までは大通西2丁目会場で、姉妹都市であるドイツ・ミュンヘンのクリスマス市を再現した「第13回ミュンヘン・クリスマス市inSapporo」も開催される。
 
 この日の札幌は積雪量がゼロ。イベント名のようなホワイトイルミネーションとはならなかったものの、北海道民にとって時にはやっかいな雪もイルミネーションの輝きをひきたたせる名脇役としてこの期間は活躍してくれそう。
 詳細は、公式サイトhttp://white-illumination.jpで。
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(画像は、街路樹のLED電飾が輝く南一条通り)



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