トライアルカンパニー(本社・福岡市)は21日午後6時半から、「仮称・スーパーセンタートライアル星置店」(札幌市手稲区星置3条1丁目175番17)の住民説明会を「夢トピアコスモプラザ」1階(同区星置1条1丁目)で開いた。大規模小売店舗立地法に規定に基づく説明会で近隣住民など19人が参加した。(写真は、説明会資料で示された店舗配置図)
説明会は、大店立地法手続きの代行をしているアイプランニング(札幌市)の担当者が議事を進行。パワーポイントを利用して平面図や立面図が示され店舗面積4403㎡、24時間営業、駐車場の収容台数185台などの概要を説明した。店舗出入り口は、下手稲通沿いと星置3条1丁目1号線沿いに1ヵ所ずつ設け、東側に当たる曲長(かねちょう)通には入口のみを設けるとした。
店舗開設後の交通量や騒音の予測調査の結果も報告され、渋滞発生は起こらず円滑な交通量が確保されることや騒音も昼間は55デシベル以下、夜間は44デシベル以下の基準をクリアできるとした。なお、計画地は現在、市街化調整区域だが、近い将来には準住居地域に用途地域が指定される。店舗新設日は9月24日の予定。
説明会後には、参加者の質問が受け付けられ、「店舗利用のピーク時には、駐車場に入りきれない車が曲長通で渋滞するのではないか」、「荷捌き施設が2ヵ所あってひとつが駐車場に近いため事故が懸念される」、「空調室外機の位置は北側なのか」などの意見が出された。
そのほか、「店舗にテナントは入るのか」、「パート従業員の雇用は何人くらいか」という質問も出た。こうした質問に対して、トライアルの担当者は、「店舗は1階建てで食品・生活用品・衣料品・ホビー用品・自転車・カー用品、釣り具などワンウェイで買い物をして集中レジで精算する売場にする」、「パートは地元を中心に130人程度を雇用する」などと答えた。
その後も、参加者から除雪体制や曲長通沿いの入り口が交差点に近すぎるなどの質問が相次ぎ、質問数は延べ12人にも達した。説明会は午後7時半に終了した。なお、きょう23日も午後3時から同様の説明会が同所で行われる。