コープさっぽろ(本部・札幌市)は、4月下旬をめどに留萌管内羽幌町の「ハートタウンはぼろ」(南3条2丁目)に出店する。同施設は、町などが出資する第3セクターで運営されているが、2年前に核店舗の中央スーパーが撤退、後継テナントがなかなか決まらず存続問題になっていた。施設を町が買い戻すなどしたうえでコープ店舗が出店、存続を図る。
「ハートタウンはぼろ」は、2005年6月にオープン。核店舗になったのは、留萌市に本社のある中央スーパーだった。しかし、12年に撤退。核店舗が決まらない中で同施設の存続問題にもなっていた。
町や地元商工会、道は、コープさっぽろにアプローチして出店要請。コープは宅配トドックの利用者が1000軒近くあり、組合員も多いことから一定程度の需要は見込めるとして出店を決めた。賃借期間は当初3年間でその後1年ごとに延長するかどうかを決めるという。
施設は、2階建てで1階の275坪を売場にして2階は事務所として利用する。出店フォーマットは300坪バージョンをやや小さくしたコンパクトSM(食品スーパー)フォーマット。惣菜や寿司などを充実させた売場にする。売上げは年間5億5000万円程度と見ている。