イオン北海道(本社・札幌市)、マックスバリュ北海道(同・同)、コープさっぽろ(本部・同)は、2014年1月1日から1月31日までそれぞれの店舗で「イランカラプテ支援募金」を実施する。募金は、アイヌ文化の普及啓発を目的にJR札幌駅構内に設置されるアイヌアートモニュメントの製作費に使用される。イオングループが他の流通系組織と協同でこうした募金を実施するのは全国でも初めてだという。
 
 北海道の先住民族であるアイヌの文化を普及啓発するため内閣官房が事務局となり道のアイヌ政策推進室なども参画して13年度から15年度の3年間、アイヌ語の挨拶「イランカラプテ」(こんにちはの意味)を北海道のおもてなしのキーワードとして普及させる「イランカラプテ・キャンペーン」が始まっている。
 
 このキャンペーンを推進するため、国、自治体、学術機関、アイヌ関係団体で構成する推進協議会が設立されており、イオン北海道、マックスバリュ北海道、コープさっぽろの3者もこのキャンペーンに賛同する民間サポーターとして登録している。
 
 今回、推進協議会のメンバーである本田優子・札幌大学副学長の提案を受け、一搬社団法人札幌大学ウレシパクラブがキャンペーンの一環として取り組むアイヌアートモニュメントの製作費支援のため、3者が各店舗で募金を実施することを決めた。
 
 3者は、事業を通じて地域を大切にする社会貢献活動を積極的に行っており「イランカラプテ支援募金」もその一環。募金の目標金額は200万円。


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