東京証券取引所スタンダード市場、札幌証券取引所本則市場に上場しているサツドラホールディングス(本社・札幌市東区)は、三菱商事系の丸の内キャピタル(本社・東京都千代田区)と組み、MBO(マネジメント・バイアウト=経営陣による買収)を実施する。MBO終了後は、丸の内キャピタルと連携して既存ビジネスの収益力強化、新規領域への投資、業務提携の拡大を実行していくため、株式を非公開化、成長に向けた長期的取り組みを行う。
(写真は、札幌市東区のサツドラHD本社)
丸の内キャピタルは、タカラトミー、ジョイフル本田、成城石井、グラニフなどへの投資実績があり、投資先企業の長期的な競争力強化に実績を有する。サツドラHDの富山浩樹社長CEOは、2024年6月中旬から丸の内キャピタルと面談を重ね、2026年3月下旬まで定期的に意見交換を行ってきた。国内ドラッグストア市場は、人口減少や競争激化に起因して事業環境が継続的に厳しさを増す中で、サツドラグループが中長期的な成長を実現するためには、丸の内キャピタルと組むことがベストと判断した。
2026年4月3日、丸の内キャピタルは、MBOを含めた提案書をサツドラHDに提出、サツドラHDは、その日に提案書の意向に沿うことを表明していた。丸の内キャピタルは、同年4月上旬から同年5月下旬までデュー・デリジェンスを行った。
MBOの公開買付者は、丸の内キャピタルが全額出資しているテラ(東京都千代田区)。サツドラHDの筆頭株主で資産管理会社トミーコーポレーションの所有株式36・10%と自己株式以外の株式約880万株が対象。公開買付価格は、2026年5月18日の1株1000円の提案から同年6月18日まで9回の提案により、1220円に決まった。
買付予定株式は880万5475株、取得費用は約107億円。買付期間は2026年6月22日から同年8月3日まで。公開買付後に、上場廃止となるが、富山社長CEOは、引き続き経営を担う。MBO後の株式所有比率は、丸の内キャピタル66・60%、トミーコーポレーション33・4%となる。サツドラHDは、道内でツルハ(本社・札幌市東区)に次ぐ第2位の規模で、店舗数は、沖縄県の3店舗を含んで196舗を展開しているが、近年は、収益力が低下していた。ドラッグストア業界の売上高営業利益率は4~7%だが、サツドラHDは2%に届かない水準で推移していた。


































