北雄ラッキー(本社・札幌市)は、22日午後6時半から「山の手店」(同市西区山の手1条7丁目)の建て替えに伴う大規模小売店舗立地法立地法に基づく住民説明会を同店2階で開いた。近隣の住民など7人が出席、桐生宇優取締役は「山の手に相応しいランドマークになるような店舗にしたい」と語った。(写真は新「山の手店」の届出図面。下が山の手通)
「山の手店」は同社発祥の店舗。1962年にこの土地に10坪の酒屋「桐生商店」を創業したのがルーツでその後、67年に100坪の「山の手ストアー」としてセルフサービス方式のスーパーマーケット(SM)を開業。74年に400坪の売場面積を持つ現在の店舗を建設、「米国のSM『ラッキー』をイメージして作った当時としてはモダンで売場面積の広いSMだった」(桐生取締役)。
今回、建て替えを決定したのは築後39年が経過、手狭になってきたことや老朽化が激しいためで、新店舗のコンセプトとイメージについて桐生取締役はこう語った。
「山の手店はフラッグシップ店(旗艦店)。建て替えによって品揃え、鮮度、ホスピタリティなど札幌で一番、北海道で一番の質の高いSMにする。建物のデザインは山の手の環境に馴染んだ地域に親しまれるランドマークのような店舗にして、この店に買い物に来ることがお客様のステータスになるようにしたい」
新店舗は店舗面積が1927㎡(約580坪)で既存店舗より3割増床になる。駐車場の収容台数は95台で現状と変更はない。新設予定日は2014年7月14日。そのほか交通量や騒音調査の結果も報告された。
会社側の説明が終わった後に質疑応答があり、参加者の1人が既存店舗の閉店時期と新店舗の営業時間について質問。同社担当者は「閉店は来年の雪解け時期の3月くらい。営業時間は大店立地法届出上午前7時~午前0時と最大限にしているが実際はもう少し短くなる」と答えた。説明会は午後7時に終了した。
説明会は24日も午前10時から同店2階で開かれる。