希少なストアブランド「マツヤデンキ」、「旭川豊岡店」閉店で道内6店舗に

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 ヤマダデンキ(本社・群馬県高崎市)が展開する家電量販店「マツヤデンキ」の「旭川豊岡店」(旭川市豊岡4条7丁目2-2)が、2025年12月31日に閉店した。これによって、道内の「マツヤデンキ」は直営、FC(フランチャイズ)を含めて6店舗になった。(写真は、「マツヤデンキ」の店舗看板)

「マツヤデンキ」は、1927年に大阪で創業した電球・電気器具卸・小売業が発祥。1956年に松屋電気商事を設立、1970年には「マツヤデンキ」に社名変更。北海道では、1991年に地場電器店でそうご電器(後に破綻)とライバル関係にあった光洋無線電機を買収、1992年に北海道マツヤデンキとして展開を始めた。光洋無線電機は紀野家の同族会社だったが、1950年代には、ホーム企画センター創業者の青木雅典氏が一時勤めていたこともある。青木氏は、鴻之舞鉱山の鉱山住宅街に電線を引き込み、各家庭でテレビが視聴できるようにした仕事を経験している。

 マツヤデンキはその後、家電量販店の業界再編に巻き込まれて、2003年に民事再生、2007年にヤマダデンキのグループに入り、2021年7月、ヤマダデンキはマツヤデンキを吸収合併して法人のマツヤデンキは消滅、ヤマダデンキのストアブランドの一つになった。

 2022年頃は道内に12店舗あったが、2023年4月2日に「芦別店」(芦別市)、同年7月2日に「元町店」(札幌市東区)、同年10月1日に「フィール旭川店」(旭川市)、2025年1月19日に「イオンタウン江別店」(江別市)、同年7月27日に「千歳店」(千歳市)が相次いで閉店。今回の「旭川豊岡店」の閉店によって、「マツヤデンキ」がストアブランドになっている道内店舗は、札幌市2店舗(札苗店、平岸店)、稚内市、苫前郡羽幌町、富良野市、紋別郡遠軽町に各1店舗の計6店舗と3年間で半減した。

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