北雄ラッキーとエフピコ、食品トレーを再生循環「ストアtoストア」協働宣言

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 北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)は、同社が展開する28店舗のスーパーマーケットで使う食品トレーや透明プラスチック容器の再生品比率を高め、店舗が、地域のエコリーダーになる、「ストアtoストア」の水平リサイクル(回収した製品が同じ製品になるリサイクルのことを指す)を推進する協働宣言を行った。(写真は、「ラッキーマート南幌店」)

 再生トレーは、新しいプラスチック(発砲ポリスチレン)から作るトレーに比べてCO2排出量が37%低い。また、ペットボトル(ポリエチレンテレフタレート)から再生した透明プラスチック容器は、CO2排出量が30%低い。エフピコは、食品容器メーカーとして唯一、トレーやペットボトルを再生する水平リサイクルを手掛けている。店舗から回収して、再生品が、その店舗で使われるようになるまでのリードタイムは、約3ヵ月。

 北雄ラッキーとエフピコの協働宣言により、ラッキーの28店舗に設置の回収ボックスで、買い物客の使用済みトレーやペットボトルを回収、エフピコの工場で再生品に生まれ変わらせ、再びラッキーの売り場で使用する。このリサイクルによって、北雄ラッキーは2026年2月期で、CO2排出量200tの抑制を目指す。2025年2月期の抑制量は、年間174tだった。

 また、エフピコと共に実施している環境についての学びの輪を広げ、ラッキーの店舗で子ども向け環境イベント「リサイクル教室」も行っていく。エフピコとの水平リサイクル宣言は、道内ではアークス(本社・札幌市中央区)グループが行っている。

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