札幌市内DS2店舗リニューアル工事中

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 札幌市清田区と厚別区でディスカウントストア(DS)2店舗が、リニューアル工事中だ。物価高を受け、DSは、買い物客の低価格志向の受け皿となっており、2店舗は、リニューアルによって、歳末商戦に向けて受け入れ態勢を整える。(写真は、「ザ・ビッグ」の看板が掲げられている旧「イオン札幌清田店」)
(写真は、リニューアル工事を行っている「スーパーセンタートライアル厚別店」)

 清田区でリニューアル工事を行っているのは、「ザ・ビッグ清田店」(平岡1条1丁目1-3)。イオン北海道(本社・札幌市清田区)が展開している西友承継店舗で、2024年11月のオープン当初は、「イオン札幌清田店」として営業を開始した。しかし、近隣に「イオン札幌平岡店」があることから客数が伸びず、DS転換で広域集客を図ることにした。

 2025年10月20日から休業して1階売り場を全面改装中。屋上看板は「AEON」のままだが、1階出入り口や店内は、既に「ザ・ビッグ」の看板が書き換えられている。オープン予定は、同年11月上旬で第2週の週末頃になりそう。清田区では、初めての「ザ・ビッグ」になる。

 厚別区でリニューアル工事を行っているのは、トライアルカンパニー(本社・福岡市東区)が展開している「スーパーセンタートライアル厚別店」(厚別西4条2丁目8-7)。旧「カウボーイ」時代の店舗で、30年近く経過しているため、内装外装ともに老朽化が目立っていた。リニューアル工事は、2025年10月28日から始まっており、店内では、冷ケースや什器の入れ替え作業が進んでいる。オープン予定は、同年11月中旬で、第3週の週末頃になりそう。

 スーパーマーケットの店舗リニューアルを行えば、一般的には、従来比で10%以上の売り上げ増が見込める。今回のDS2店舗は、リニューアルによっては売り上げ増を図り、最大の書き入れ時である歳末商戦に勢いをつけるのが狙いとみられる。

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