千歳市にディスカウントスーパー「ザ・ビッグ」出店へ

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 千歳市に、イオン北海道(本社・札幌市白石区)が展開するディスカウントスーパー(DS)「ザ・ビッグ」が出店する。千歳市では、ラピダス(同・東京都千代田区)が最先端半導体の試作ラインを稼働させており、半導体関連産業の集積が期待されている。人口増にも繋がるとみて、商業施設の進出が活発化している。イオン北海道は、「イオン千歳店」に次ぐ2店舗目としてDS出店を決めた。(写真は、「ザ・ビッグ」進出予定地)

 出店場所は、千歳市北信濃590-1ほかの北新通沿い。千歳武道館の北側で、昨年から広さ約1万9671坪(6・4ha=6万4917・04㎡)の土地造成工事が行われてきた地区。造成工事を行ったのは、地元千歳市の土木工事業、茎津綜業。当初は、全敷地を宅地として利用する計画だったが、途中から北新通沿いを商業施設用地、その他を宅地として開発する計画に変更した。

「ザ・ビッグ」の他にも数店舗の商業施設が集積する見通し。オープン時期は、2026年夏から秋頃になりそう。イオン北海道は、JR千歳駅近くに「イオン千歳店」を展開しているが、ラピダス関連で活気づく同市に、複数店舗の展開を模索していた。ただ、フランスベッド工場跡地やDCM店舗跡では進出のタイミングを逃し、「ダイイチ」や「ドン・キホーテ」が、千歳市に初進出した。

 今回、出店するのは、新興住宅街のあずさ4~5丁目の近くで、足元商圏も期待できる立地。近隣には、DSの「スーパーセンタートライアル千歳清流店」や「フードD365千歳食彩館」があり、DSで競争力がある「ザ・ビッグ」業態を選択したもよう。イオン北海道は、「ザ・ビッグ」の出店について、「お話しできる段階ではない」(広報)としている。

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