サッポロドラッグストアー(本社・札幌市)の「白石本通店」(札幌市白石区本通13丁目)が17日午前10時にオープンする。9月1日に閉店した「ゴルフ5白石店」の後継テナントとして居抜き出店するもので、サツドラの今年の札幌市内新店舗としては4店舗目となる。(写真は10月17日にオープンするサッポロドラッグストアー白石本通店=2013年10月12日撮影)
サツドラが出店するのは、アルペン(名古屋市)が運営する「ゴルフ5白石店」が移転した跡の店舗。白石区本通13丁目南5―1で国道12号線沿いにあり駐車場の収容台数は約40台。店舗面積は300坪程度で、食品、日用雑貨、化粧品、医薬品を販売する標準的なサツドラ店舗になりそう。
サツドラは今年度を「高速出店の年」(富山睦浩社長)としており、例年以上に出店ペースをあげている。新築出店やスクラップ&ビルドによる移転出店、居抜き出店を織り交ぜ、小売業界の中でもサツドラの出店ペースは異例と見られている。
今年度に入って札幌市内では4月に麻生北35条店(北区)、5月に山鼻南14条店(中央区)、7月に豊平3条店(豊平区)の3店舗を出店、そのほかにも7月の旭川大町店、9月の旭川4条通店、旭川豊岡4条店、10月に入って8日には静内店(新ひだか町)もオープンさせた。さらに今年中には札幌市西区に1店舗、同清田区に1店舗の出店も予定されている。
サツドラの札幌市内店舗数は現在41店舗で今回の白石本通店を加えて42店舗になるものの、同じドラッグストア業界のトップであるツルハは同市内に93店舗を展開しており店舗数では倍以上の開きがある。ツルハも出店を継続しており、ドラッグ2社の激しい出店競争は、コンビニや食品スーパーなど他業態へも影響を及ぼしている。