サツドラHD、「とうべつEZOCA」還元金76万円を当別町に寄付

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 サツドラホールディングス(本社・札幌市東区)のグループ会社、サッポロドラッグストアー(同・同)は2025年9月1日、同じグループ会社であるリージョナルマーケティング(同・同)が発行する電子マネー「とうべつEZOCA」の利用金額の一部、76万4654円を当別町に寄付した。(写真は、「とうべつEZOCA」還元金の贈呈式。左から、サツドラHD・富山浩樹社長CEO、当別町・後藤正洋町長=サツドラHD提供)

 サッポロドラッグストアーは、2024年6月23日に自治体窓口を併設した道内初のドラッグストア、「サツドラ当別太美店」(石狩郡当別町太美町1470-4)をオープンさせた。同店舗のオープンに合わせて、地元商店街などが組織する当別ポイントカード会が発行していた「アウルカード」を、サツドラグループの「とうべつEZOCA」に切り替え、町内34店舗でも使えるようにした。地域の商店街などが発行するポイントカードを「EZOCA」に代替したのは、檜山郡江差町、斜里郡小清水町に続いて3例目だった。

 今回、オープンから2025年5月31日にまでに、町内を含む全道のサツドラ店舗などで利用された「とうべつEZOCA」の利用金額の0・2%相当に当たる76万46654円が、当別町に寄付された。この日、同店で行われた贈呈式で、サツドラHDの富山浩樹社長CEOは、「当別町と歩んだ1年余りの成果として、初めての寄付が実現したことをうれしく思います。EZOCAや新たに始まる独自の決済を活用して、地域内外での経済循環をさらに広げていきたい」と話した。

 当別町の後藤正洋町長は、「町民の皆さまの購買行動が寄付として町に還元されたことは、大きな意義があります。EZOCAを軸にキャッシュレスや地域交通などへ展開し、利便性と地域経済の両面で発展させていきたい」と語った。今回の寄付金は、ポイントカード会の支援や商工会が行っている地域の振興事業などに利用され、次年度以降は、福祉や地域振興にも活用される予定になっている。

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