新千歳空港国内線旅客ターミナルビル2階に、サッポロビール(本社・東京都渋谷区)が開発した、伝説のホップ「ソラチエース」だけでつくられたクラフトビール「SORACHI 1984」の体験拠点、「BEER STAND SORACHI New Chitose Airport」が、きょう2025年8月28日にオープンする。JR札幌駅構内に次ぐ2拠点目だが、注ぎ方など提供方法に徹底的にこだわり、「最高品質のSORACHI 1984を楽しめる」(サッポロSORACHI 1984ブリューイングデザイナー新井健司氏)。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。
<
(写真は、「 BEER STAND SORACHI New Chitose Airport」内覧会)
サッポロビールとジェイアール東日本企画(本社・東京都渋谷区)が共同で設けた店舗で、以前は、物販店があった場所。センタープラザのANA側に位置し、広さは、JR札幌駅構内の店舗と同じ。JR札幌駅構内の店舗は、キヨスク跡のため水回りが限定的だったが、新千歳空港の店舗は、水回り施設が完備されており、グラスやアルミカップの洗浄にウォータージェットの水を使うグラスリンサーを設置しているほか、深さのあるシンクも導入するなど、「1号店で難しかったことをすべて実現できるように整えた店舗」(新井氏)となっている。樽生で提供するが、注ぎの技術は、東京・中野にある麦酒大学・山本祥三学長の監修の下で、スタッフ全員が訓練を受けた。
この店舗では、泡だけの「SORACHI LATTE(ソラチラテ)」も提供する。通常のビールの泡は、苦味を感じるがSORACHI 1984の泡は甘さを感じ、「乳製品を飲んでいるように不思議な感覚が味わえる」(新井氏)。約330mlグラスは税込み950円、ソラチラテ約330mlグラスは税込み850円、新千歳空港限定デザインのアルミカップ約500mlは税込み1600円(カップは持ち帰りできる)。
オープン前日に行われた内覧会で、サッポロビール上席執行役員北海道本社兼北海道本部長の牧野成寿氏は、「伝説のホップ、ソラチエースを道外や海外のお客さまにも楽しんでいただきたい。一人ひとりの心を動かす物語が生まれることを願いたい」と話した。また、ジェイアール東日本企画BEER STAND SORACHIプロデューサーの近野恵佑氏は、「ビールに関わる多くの方々の意見を聞き、この店舗に生かした。新千歳空港という北海道の玄関口に拠点を構えることで、より多くのお客さまにソラチの世界観を楽しんでいただきたい」と語っていた。