イオン北海道(本社・札幌市)の8月中間決算は、食品と住居余暇の伸びが大きく、売上高770億7200万円(前年中間期比3・0%増)、営業利益39億6600万円(同13・3%増)、経常利益38億1800万円(同16・7%増)、純利益22億9700万円(同26・4%増)となった。
同社が中間期の店舗活性化で力を入れたのが冷凍食品と惣菜。イオン釧路店では冷凍食品売場の品揃え拡大によって、同店の冷凍食品は今中間期で前年中間期比121・2%と大きく伸長、その他の店舗でも冷凍食品を強化したことによって冷凍食品全体で114・4%となり食品売上げの底上げに寄与した。
また、惣菜でも3月に食品売場を改装した札幌桑園店で始めた量り売りが好評で7月に西岡店、8月に札幌藻岩店に導入した。
住居余暇ではベビー部門の伸びが高かった。チャイルドシート、ベビーカーの大型雑貨の品揃え拡充、ベビーブランドを集めた「ベビープラザ」の導入でベビー部門は前年中間期比106・4%となった。
宅配事業のネットスーパーはネット限定商品やメニュー提案型の販促、NB(ナショナルブランド)メーカーとの共同施策によって累計会員数は前年中間期比127・1%、売上高も112・3%になった。
コンビニ型食品スーパー「まいばすけっと」は、既存店の在庫見直しと販売価格の改善で荒利益率が改善した。
中間期の新店投資はイオンバイク札幌平岡店(3月)と「まいばすけっと北23条西5丁目店」の2件で4億9200万円、既存店投資は14億1200万円。
部門別売上高は、衣料が170億6400万円(前年中間期比0・3%減)、食品418億4000万円(5%増)、住居余暇164億8200万円(2・3%増)、その他16億8400万円(4・2%減)。中間期の客数は101・4%、客単価は100・9%、販売点数は102・9%。
なお、イオンPB(プライベートブランド)「トップバリュ」の売上高は衣料部門が26億400万円(構成比15・2%、前年中間期比16・6%増)、食品55億1000万円(同13・2%、同5・6%増)、住居余暇13億6500万円(同8・2%、同0・2%減)で全体では94億8000万円(同12・3%、同7・5%増)だった。