「マツヤデンキ千歳店」閉店へ、希少になる家電量販ストアブランド

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 ヤマダデンキ(本社・群馬県高崎市)が展開する「マツヤデンキ千歳店」(千歳市住吉1丁目9-11)は、2025年7月27日(日)、営業を終了する。直営、FC(フランチャイズ)を含めて「マツヤデンキ」の道内店舗数は、7店舗になる。(写真は、2025年7月27日に閉店する「マツヤデンキ千歳店」)

「マツヤデンキ」の発祥は、1927年に大阪で創業した電球・電気器具卸・小売業。1956年に松屋電気商事を設立、1970年には「マツヤデンキ」に社名変更。北海道では、1991年に地場電器店でそうご電器とライバル関係にあった光洋無線電機を買収、1992年に北海道マツヤデンキとして展開を始めた。
 しかし、その後は、家電量販店の業界再編が進み、2003年には民事再生、2007年にヤマダデンキのグループに入り、2021年7月、ヤマダデンキはマツヤデンキを吸収合併、法人のマツヤデンキは消滅、ヤマダデンキのストアブランドの一つして営業を行っている。

 2023年初めは道内12店舗だったが、同年4月2日に「芦別店」(芦別市)、同年7月2日に「元町店」(札幌市東区)を閉店。2023年10月1日には「フィール旭川店」(旭川市)、2025年1月19日には「イオンタウン江別店」(江別市)を閉店した。今回の「千歳店」閉店で、道内の「マツヤデンキ」がストアブランドになっている店舗は、札幌市2店舗、旭川市、稚内市、苫前郡羽幌町、富良野市、紋別郡遠軽町に各1店舗の計7店舗になる。

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