オープン日と売り場展開決定、移転建て替えの「コープさっぽろ のっぽろ店」

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 コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、2025年6月20日(金)、移転スクラップ&ビルドで「コープさっぽろ のっぽろ店」(江別市野幌松並町38-1)をオープンさせる。旧「野幌店」は、きょう6月10日に営業を終える。(写真は、2025年6月20日に移転新築オープンする「コープさっぽろ のっぽろ店」)

 野幌地区は、60歳以上の構成比が高いが、市による子育て支援の取り組みからファミリー世帯も増えている。野幌鉄道林跡地(今回の「コープさっぽろ のっぽろ店」敷地を含む)を活用した戸建て住宅用地の開発も進んでいるため、足元商圏も期待できる。さらに、大学も多く、学生数が他エリアよりも多いため、新店舗では、多世代が利用しやすい売り場づくりを行う。

 子育て世代向けには、有機野菜や離乳食、おやつなど子どもも安心して食べられる商品を揃える。学生向けには、冷凍カット野菜など、時短・簡便商品を強化する。高齢者者向けには、健康志向の商品を増やす。店内は、バリアフリー設計になっている。青果売り場は、平日と週末でコーナーを変化させ、果物は、ばら売りを強化。「ご近所やさい」に加えて、生産者限定コーナーを設けて、生産者考案のレシピも配布する。

 食肉売り場は、少量から大容量まで幅広く揃え、冷凍低価格品も充実させる。加工品では、江別市のトンデンファームの商品を取り扱い、売り場の肉を使った中華の惣菜も新規導入する。水産売り場では、骨取り済みの魚を揃えた簡便コーナーを設置、巻き寿司や丼など低単価の寿司類も揃えて、子育て・共働き世帯の夕食需要に応える。

 デリカ売り場では、スチームケースを設置して、蒸している様子が見えるようにライブ感を出し、肉まんや黒糖まんじゅうなどを展開。美瑛の高級食パンと同じ生地を使ったこっぺぱんのシリーズも新登場する。グロサリー食品では、地場品の「えべちゅんラーメン」のほかマルナカ乾麺、江別製粉のコーナーも設ける。売り場面積は約607坪、営業時間は9時~21時45分、駐車台数は300台。

 授乳室やキッチンを併設したコミュニティスペース「トドックステーション」も設けており、買い物のついでに気軽に立ち寄れるようにする。一般開放は、2025年6月28日から。また、同年4月に旧「野幌店」で開所した放課後児童クラブ「トドックキッズのっぽろ」は、新「のっぽろ店」で、同年11月頃に開所する。なお、隣接する「無印良品コープさっぽろ のっぽろ」は、同年6月27日(金)にオープンする予定。

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