キムラ(本社・札幌市東区)のグループ会社、ジョイフルエーケー(同・同)の2025年3月期売上高は、222億9500万円、営業利益は9億6700万円となり、前期比3・2%の増収、5・8%の営業減益となった。(写真は、2024年10月にオープンした「ジョイフルエーケーBUILD-ON苫小牧東店」)
ジョイフルエーケーは、キムラ70%、ジョイフル本田(本社・茨城県土浦市)、アークランズ(三条本社・新潟県三条市、関東本部・さいたま市浦和区)が、それぞれ15%を出資している。2024年8月にペット専門店「ペットワールドPROX苫小牧中央店」(苫小牧市)、同年10月に資材専門店「ジョイフルエーケーBUILD-ON苫小牧東店」(同)を新規出店、店舗数は、大型ホームセンター「ジョイフルエーケー」4店舗、「PROX」5店舗、「BUILD-ON」2店舗になった。2025年3月期は、新店出店によって売上高が増加してものの、人件費や出店関連経費など販売費および一般管理費の増加によって営業利益が減少した。2期前の2023年3月期の営業利益は、13億6700万円だったが、それよりも30%落ち込んだ。
2026年3月期は、本州系大型店の出店や業態を越えた販売競争が続き、厳しい経営環境が続くとみているが、2025年夏には、日本製紙釧路工場跡地の一部を利用して「ジョイフルエーケー釧路店」を中核店とし、「ヤマダデンキ」「コープさっぽろ」などが集積する「ジョイフルタウン釧路」(釧路市)をオープンさせる。売上高は伸びるものの、投資額は62億円の負担があるため、今期もそれら出店経費が、営業利益の圧迫要因になりそう。