「ロピア琴似店」オープン、「トライアル」と空中歩廊対決

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 OICグループ(本社・川崎市幸区)のグループ会社、ロピア(同・同)は2025年5月8日、「ロピア琴似店」(札幌市西区琴似2条1丁目4-1)をオープンさせた。札幌市内4店舗目となり、「ロピア」が一定程度、買い物客に知られるようになった中での登場になる。(写真は、2025年5月8日にオープンした「ロピア琴似店」)

「ロピア琴似店」は、イトーヨーカドー琴似店を承継した商業施設「CiiNA CiiNA琴似」(OICグループのFirstoが運営)の核テナントとして、地下1階にオープンした。先にオープンした「ロピアビバホーム清田店」(札幌市清田区)と同様に平日オープンとなったため、正午頃には、入場制限もなく、店内に入ることができた。

 店舗のレイアウトは、既にオープンしている店舗と同様に、市場の活気を演出している生鮮食品や惣菜のコーナーをメインに、一般食品や日配品、菓子、酒などが配置されている。会計は現在、現金のみの対応で、支払いセルフレジは、28台用意している。フードコートもこの日、オープンし、「サーティワン」や「はなまるうどん」なども営業を開始した。ただ、「ロピア」の売り場から入ることができる動線は1ヵ所しかない構造になっており、利便性の面では難があり、改善余地がありそう。

「ロピア琴似店」は、2025年2月8日にオープンした「ロピア福住店」(札幌市豊平区)と同じターミナル立地の店舗。「福住」は、地下鉄とバスの結節点だが、「琴似店」は、JRとの結節点に位置する。大きく違っているのは、琴似駅から全長1kmの空中歩廊が、再開発マンション群と直結しているところ。トライアルカンパニー(本社・福岡市東区)の「トライアルスマート琴似店」とは空中歩廊で結ばれており、低価格を売りにする「ロピア」と「トライアル」が、近い距離で対決することになる。
※2025年5月9日記事一部修正しました。

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