ダイイチ2025年4月度売上高前年比、青果・水産・畜産など全部門2桁増

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 ダイイチ(本社・帯広市)の2025年4月度売上高前年比は、青果、水産、畜産、惣菜など同社分類による8部門が、全て10%を超える2桁の伸び率だった。オール部門の2桁増は、今期(2025年9月期)に入って初めて。(写真は、2025年3月21日にオープンした「ダイイチアリオ札幌店」)

 ダイイチは、今期に入ってから、2024年11月8日に「千歳店」(千歳市)、2025年3月21日に「アリオ札幌店」(札幌市東区)を開店、店舗数は26店舗となり、前期に比べて2店舗増えた。その分の上積みもあって、2025年5月2日に開示した売上高前年比によると、4月度は、新店を含めた全店ベースで前期比117・6%と大きく伸びた。今期に入ってから全店ベースで2桁の伸びだったのは、2024年11月度に続いて2度目。一方、既存店ベースでは101・8%と、かろうじて前年売り上げをクリアしている。

 部門別を見ると、▷青果114・3%▷水産114・7%▷畜産114・7%▷惣菜119・7%▷デイリー116・2%▷一般食品121・7%▷日用雑貨114・6%、▷その他119・3%となった。NB(ナショナルブランド)品の値上げなどの影響もあるが、一般食品は伸び率が大きく、惣菜も堅調に伸びている。客数は前年同月比116・0%、客単価は同101・4%。

 同社は、通期売上高を前期比12・9%増の585億円としているが、2025年3月までの半期実績は速報値で9・8%増と、予想比7・6%を上回っており、通期でも予想より上振れしそうだ。

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