アークス(本社・札幌市)は12月1日付で100%子会社のエルディ(同・同)とライフポート(同・同)合併させる。エルディはホームセンターカインズのフランチャイズ展開を行っており、ライフポートはラルズの店舗内で医薬品販売などを行っている。子会社同士を合併させて経営資源の集中を図る。
エルディ(資本金4億8000万円、社長・横山清アークス社長)は1966年5月に大丸建装として設立され、87年にラルズが子会社化した。店舗の清掃やメンテナンス、駐車場の除雪作業などを請け負っているほか、6年前からはホームセンター、カインズの北海道エリアフランチャズとして現在3店舗を運営している。従業員58人。
ライフポート(資本金1億3000万円、社長・阿部勝美ラルズ取締役酒販担当)は、80年に設立。ラルズなどの店舗内で医薬半販売のビッグドラッグを運営しているほかDPEのフランチャイズ店も運営している。従業員は22人。
合併形態は、エルディを存続会社とする吸収合併方式。12月1日に合併してライフポートは解散する。
アークス取締役常務執行役員の古川公一氏は、「エルディはアークスの戦略的な子会社という位置づけで新規事業などを担当している。今回、フランチャイズ事業など食品スーパー周辺事業を集約して経営資源を集中、グループの経営効率向上を図るため合併を決めた」としている。