JR琴似駅前にある商業ビル「5588KOTONI」が、2025年6月30日で閉館する。1976年7月に「イトーヨーカドー琴似店」が入る、琴似駅前ビルとして竣工した築49年の琴似商店街の象徴的な商業ビルが、役割を終える。建物は解体される予定だが、跡地利用は未定。(写真は、2025年6月30日に閉館する「5588KOTONI」)
「5588KOTONI」が入っている同ビルは、イトーヨーカドー琴似店として開業。1993年に隣接して、イトーヨーカ堂系のエスパ琴似店が開業したことから、同ビルは、イトーヨーカドー専門店ビルとなった。2001年に、エスパ琴似店はイトーヨーカドー琴似店に転換され、専門店ビルは、2003年で閉館した。翌2004年に同ビルは、「5588KOTON」として営業を開始した。
一風変わったビルの名称は、当時、同ビルの運営を行っていた日本ユニテックが命名したもので、「5」は、財運を高め、「8」は、末広がりを表しているという。2011年に日本ユニテックは破産したが、施設名は、そのまま現在も使われている。
敷地面積は約1000坪(約3300㎡)で、建物は鉄筋コンクリート造、地上6階建て、延べ床面積は約4724坪(1万5589・25㎡)。1階には、サツドラ、富士メガネなど、2階には、東京靴流通センターやアウトレット-J、カラオケマッシュなど、3階には、ダイソーなどが入っているが、空きフロアが目立つ。2階は、イトーヨーカドー琴似店を引き継いだCiiNA CiiNA琴似などと空中歩廊で繋がっている。
入居テナントによると、2024年10月に、閉館の通知が届いたという。土地建物を所有している塚本ビル(本社・札幌市中央区)は、「閉館後に建物を解体するが、跡地利用については決まっていない」と話している。ビルの前には、バス停留所があり、1階の軒先には、乗降客向けの木製ベンチも用意されている。
(写真は、バス乗降客向けのベンチ)
(写真は、建物の外壁に設置されている設置者の銘板)