ニトリが網走市に出店、旧「テックランド網走店」跡に居抜き

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「住まいの豊かさを世界に人々に提供する」をロマン(志)にしているニトリ(札幌本社・札幌市北区、東京本社・東京都北区)は、2025年5月下旬に、「ニトリ網走店」(仮称)をオープンさせる。ニトリは、オホーツク管内では、北見市に出店しているが、網走市への出店で館内2店舗になる。(写真は、「ニトリ」の屋上看板)

「ニトリ網走店」は、ヤマダデンキ(本社・群馬県高崎市)の旧「テックランド網走店」(網走市つくしが丘4丁目2-1)に居抜き出店する。ヤマダデンキは、網走市内の店舗再配置のため、同店を2024年9月末に閉店。同年10月25日に、同社が展開していた旧「ベスト電器網走店」跡に「テックランドNew網走店」(駒場北5丁目83-1)を移転リニューアルオープンさせた。旧「テックランド網走店」は、駒場ショッピングタウンなど商業集積が進んでいるゾーンとはやや離れた場所にある。

 ニトリは、地方出店を進めている。2025年3月中旬には、仮称「ニトリ ベストム中富良野店」(空知郡中富良野町字中富良野東1線北17号)を出店する。西條(本社・名寄市)が運営している「スーパーセンターベストム中富良野店」の店内に出店するもので、これまで人口規模が多い都市部の店舗が中心だったが、人口約4500人の中富良野町に出店、周辺からの来客を見込む。

 今回出店する網走市は、人口約3万2000人。ニトリが出店している地域では、名寄市とほぼ同じ人口規模。同じく店舗がある標津郡中標津町(人口約2万2000人)、釧路郡釧路町(同約1万9000人)よりも人口規模は大きい。「ニトリ」は現在、道内に22店舗を展開しており(デコホーム、ニトリEXPRESSは除く)、「網走店」は、「ベストム中富良野店」に続く24店舗目になる。

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