ホームセンターのコメリ(本社・新潟県新潟市)は、2015年春オープンを目指して帯広市稲田地区に店舗面積1万㎡級の大型ホームセンター「コメリパワー帯広稲田店」を出店する。9月にも道に地域商業活性化に関する条例に基づき新設届出と地域貢献活動書の届出を行う予定。コメリは、既に砂川市に同規模の大型ホームセンターの出店を具体化しており、道内地方都市での出店を加速していくものと見られる。
 
 コメリが出店するのは、稲田地区の清流東2丁目。地元の土地区画整理組合が保有する土地に定期借地権を設定して賃借する。
 建築面積9000㎡と5000㎡の建物からなる2棟の平屋店舗を設け、国道236号線側を700台超の前面駐車場とする。
 同一敷地内に約2000㎡の食品スーパーも誘致する方針だが、現時点で具体名は上がっていない。
 
 店舗名は「コメリパワー帯広稲田店」で今後のスケジュールは、9月にも道に地域商業活性化に関する条例に基づく届出を行い、14年6月に建築確認申請や大規模小売店舗立地法を届出、同年8月に着工、15年春オープンとなっている。
 
 コメリの立地予定場所から北側2k圏内にはイトーヨーカドーやプラザいちまる、100満ボルト、ユニクロ、ホーマックなどの商業施設が集中しているゾーンがある。また、ヤマダ電機もコメリ予定地からほど近い旧豊成小学校跡地に出店する予定。
 
 コメリは、音更町に標準的なホームセンターを出店しており十勝地域では知名度がある。今回、大型店の出店で十勝地域での営業基盤を強固にしていく考えだ。
 
 同社は来年10月オープンを目指して店舗面積9000㎡の「コメリパワー砂川店」(砂川市空知太)の建設手続きに入っている。また、苫小牧市にも大型ホームセンターを計画するなど、地方都市での進出意欲は旺盛だ。


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