根室管内初の「業務スーパー」、「中標津店」オープン

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 ここでしか買えない、オリジナル冷凍食品などを豊富に揃えた「業務スーパー」が、標津郡中標津町に出店した。2025年2月6日にオープンした「中標津店」(東12条南1丁目1-1)がそれで、根室管内では、初の「業務スーパー」になる。(写真は、「業務スーパー」の店舗看板)

「業務スーパー中標津店」は、エネルギーや建築資材商社の三ッ輪商会(本社・釧路市)が、神戸物産(同・兵庫県加古川市)のフランチャイジー(加盟店)として、紳士服チェーン店の店舗跡にオープンさせたもの。三ッ輪商会は、2021年8月に「釧路昭和店」(釧路市)、2022年10月に「北見小泉店」(北見市)、2023年3月に「旭川緑町店」(旭川市)、2024年9月に「旭川永山店」(同)を出店しており、今回は、5店舗目のFC出店となった。

「業務スーパー」では、神戸物産が、国内外の協力工場で製造したオリジナルな冷凍加工食品などを、低価格で豊富に揃えている。NB(ナショナルブランド)商品を多く揃えている、一般的なスーパーマーケットとは違う商品が手に入るため、コアな「業スー」ファンが全国にいる。ただ、生鮮食品や惣菜関係では、食品スーパーと比べて競争力が低い。

「業務スーパー」は現在、「中標津店」を含めて道内で32店舗を展開している。フランチャイジーと店舗数は、G-7スーパーマート(本社・神戸市須磨区)が18店舗、三ッ輪商会が5店舗、良知経営(同・川崎市宮前区)が4店舗、三和物産(同・青森市)が3店舗、カワサキ(同・茨城県水戸市)が2店舗。このうち、良知経営は、自己破産したケヒコ(同・横浜市中区)が展開していた7店舗のうち、3店舗を2025年春に承継してオープンさせる。今春には、道内の「業務スーパー」は、35店舗になる。また、三ッ輪商会は、釧路郡釧路町木場地区で「業務スーパー」の新店舗建設を進めている。こちらは、今年6月頃にオープンする予定になっている。

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