『You ain’t heard nothin’ yet』の文字が掲げられた「ゲオ札幌新琴似四番通店」閉店へ

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 ゲオホールディングス(本社・名古屋市中区)のグループ会社、ゲオストア(同・同)が展開しているDVD・CDレンタルの「ゲオ札幌新琴似四番通店」(札幌市北区新琴似8条8丁目2-10)が、2025年3月9日(日)で閉店する。今年に入ってから「釧路睦店」(釧路郡釧路町)に次いで2店舗目の閉店となる。(写真は、「ゲオ札幌新琴似四番通店」が入っている建物)
(写真は、掲げられている『You ain’t heard nothin’ yet』)

「ゲオ札幌新琴似四番通店」は、新琴似四番通に面した2階建て建物の2階に入っている。1階は、同じくゲオHDのセカンドストリート(本社・名古屋市中区)が展開するリユースショップ「セカンドストリート新琴似店」。建物の外観は、中世の西洋古城を模したつくりになっており、居抜き物件の多い「ゲオ」店舗の中でも独特の雰囲気を醸し出している。集客力があるのは1階の「セカンドストリート」で、2階の「ゲオ」利用客は減少していた。

 2階に上る階段の壁面には、『You ain’t heard nothin’ yet』の文字が掲げられている。これは、世界初のトーキー映画『ジャズ・シンガー』で発せられた音声のついたセリフに由来するフレーズ。意訳すると「お楽しみはこれからだ」という意味のようだ。

「TSUTAYA」と歩調を合わすように、「ゲオ」の閉店も全国的に進んでいる。北海道も例外ではなく、2022年1月に80店舗あった店舗は、2025年1月13日に閉店した「釧路睦店」を含めて16店舗減少、64店舗になっている。今回の「札幌新琴似四番通店」の閉店によって、63店舗になり、そのうち札幌市内の店舗は22店舗になる。

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