ヤマダデンキ(本社・群馬県高崎市)が展開している家電量販ストアブランド「マツヤデンキ」の「イオンタウン江別店」(江別市野幌町10-1、イオンタウン江別ショッピングセンター2階)が、2025年1月19日(日)に営業を終了する。これによって、かつて40店舗を超えていた北海道内の店舗数は、9店舗になる。(写真は、「マツヤデンキ イオンタウン江別店」)
「マツヤデンキ」のルーツは、1927年に大阪で創業した電球・電気器具卸・小売業。1956年に松屋電気商事を設立、1970年には、「マツヤデンキ」に社名変更。北海道では、1991年に地場電器店で、そうご電器とライバル関係にあった光洋無線電機を買収、1992年に北海道マツヤデンキとして、展開を始めた。光洋無線電機は、旭川に本社があり、ホーム企画センター創業者で、現在は、青木ビジネス企画センター会長である青木雅典氏も、一時勤めたことがあった。
家電量販店の業界再編で、2003年に民事再生、2007年にヤマダデンキグループ入り。2021年7月にヤマダデンキが、マツヤデンキを吸収合併してからは、ヤマダデンキのストアブランドの一つになった。
道内店舗数は減少を続け、2023年には、「芦別店」(芦別市)と「元町店」(札幌市東区)が閉店し、今回は「イオンタウン江別店」が、閉店することになった。これによって、道内の「マツヤデンキ」は、札幌市内2店舗のほか、稚内市、苫前郡羽幌町、富良野市、紋別郡遠軽町、旭川市、千歳市、石狩市に各1店舗の計9店舗になる。一方で、「ヤマダデンキ」や「ケーズデンキ」、「コジマ×ビックカメラ」が、道内で新規出店を続けており、家電量販ブランドは、二極化が進行している。