道内大手スーパー、年始営業開始は3者3様に

流通

 道内大手スーパー3者の年始営業開始が、各者によって元日、2日、3日と3者3様に分かれた。これまでの年始営業開始は、元日、2日と3者2様だったが、2025年は、それぞれの年始営業体制になる。ただ、アークスは、グループによって、例年通り元日営業を行うスーパーもある。(「西友手稲店」を承継した「イオン札幌手稲駅前店」も元日営業をする=写真)

 元日から営業するのは、イオン北海道(本社・札幌市白石区)。同社は、例年、元日営業を行っており、2025年も踏襲する。GMS(総合スーパー)のイオンとSuC(スーパーセンター)のイオンは、道内で全48店舗が営業、GMSではないフードドラッグ業態の「イオン」札幌市内6店舗も、その中に含まれている。SM(スーパーマーケット)の「マックスバリュ」は、全65店舗中2店舗が元日休業する。DS(ディスカウントストア)の「ザ・ビッグ」は、全25店舗が、元日から営業する。

 アークス(本社・札幌市中央区)のグループ企業のうち、ラルズ(同・同)は、これまでのように元日を全店休業、2日から営業を開始する。2日も休業するのは、「ラルズマート中島公園」(札幌市中央区)や「ラルズマート石山店」(同市南区)など8店舗、3日も休業するのは、「フレッティ琴似店」(同市西区)や「ラルズマート当別駅前店」(石狩郡当別町)など3店舗。

 グループの東光ストア(本社・札幌市豊平区)は、例年通り、元日から営業を開始、駅チカ店舗は、通常営業する。道北アークス(同・旭川市)や福原(同・帯広市)は、3日から、道南ラルズ(同・北斗市)は、2日から営業する。

 コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、2025年は、3日からの全店営業に切り替える。コープさっぽろは、1998年の経営破綻後、収益機会の拡大を図る目的で、2001年から元日営業を開始。2021年からは、2日からの営業に切り替えたが、2025年からは、全108店舗の営業開始を3日からにした。消費者の利便性確保と働く人たちの就労環境改善のバランスを検討しながら、3者3様の年始営業となる。
※2024年12月23日記事一部修正しました。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER