千歳市北信濃867-1のフランスベット北海道工場跡地約1万7335坪(約5万7206㎡)に整備された大型複合商業施設「ランドブレイン千歳モール」が、2024年12月2日(月)にオープンする「焼肉きんぐ千歳店」で全面開業する。久しく商業施設の新設がなかった千歳市に、新店舗が続々とオープン、新たな賑わいの場が生まれた。(写真は、2024年12月2日にオープンする「焼肉きんぐ千歳店」)
「ランドブレイン千歳モール」は、中央大通と国道36号が分岐する近くに立地しており、周辺は工場街。商業施設企画開発設計のランドブレイン(本社・札幌市中央区)とみずほ丸紅リース(同・東京都千代田区)と組んで整備したもので、2023年12月に、フランスベッドのショールーム「BED&SOFA STUDIO千歳」と「コメダ珈琲店千歳北信濃店」が先行オープン。それから1年後の2024年11月8日に「ダイイチ千歳店」、「サツドラ千歳北信濃店」、「無印良品ランドブレイン千歳モール」、「眼鏡市場ランドブレイン千歳モール店」、11月14日に「ケーズデンキ千歳店」がオープンし、11月21日の「DCM千歳北店」で物販店が、全面開業する。飲食店では、11月11日に「十勝 豚丼いっぴん千歳店」がオープン、12月2日には「焼肉きんぐ千歳店」がオープン。これによって物販・飲食・サービスの全店舗が、営業体制に入る。
ランドブレインは、商業施設などの企画開発設計を手掛けてきたが、今回のような6万坪に近い大規模開発は、河東郡音更町の北海道コカ・コーラ帯広事業所跡地に、2013年にオープンさせた複合商業施設以来となった。
「ランドブレイン千歳モール」の開発当初は、テナント集めに苦労した面もあったが、次世代半導体ラピダスの千歳進出が追い風になって、「無印良品」の出店が決まったほか、飲食店では、出店意向を撤回していた企業が、ラピダス進出を受けてあらためて出店を決めた例もあった。施設名に同社の会社名を冠したのは初めてで、今後、同社が手掛ける商業施設には、「ランドブレイン」を冠する考え。