イオン北海道(本社・札幌市白石区)は2024年11月2日、承継した「西友西町店」を「イオン札幌西町店」(同市西区西町南6丁目1-1)に転換オープンさせた。「西友」承継9店舗のうち、「マックスバリュ宮の沢店」(同市西区)に続く2店舗目の転換オープンで、GMS(総合スーパー)店舗としては転換1号店となる。(写真は、2024年11月2日にオープンした「イオン札幌西町店」)
(写真は、1階食品売り場)
この日は、9時開店の30分前から買い物客が並び始め、開店前には、150人以上が行列をつくった。1階は、食品売り場とコスメ・スキンケア、ヘルスケア売り場、2階は、衣料とく暮らしの品の売り場で構成、直営売り場面積は、1階が約900坪、2階は約600坪。
(写真は、デリカコーナー※以下、店内写真はすべて許可を受けて撮影しています)
(写真は、「トップバリュ」商品を集めた専用コーナー)
食品売り場は、ゴンドラ棚をイオン北海道の標準である3尺タイプに入れ替え、飲料用のリーチイン冷ケースも導入した。デリカは、平台で展開、簡便即食系のプライベートブランド(PB)「トップバリュ」商品の専用コーナーも設けた。日用品売り場には、ペットコーナーを設け、「マックスバリュ宮の沢店」でも置いている冷蔵のペットフードも品揃えした。既存店への居抜き出店で売り場レイアウトに自由度が少なかったが、イオンのGMSで展開している食品売り場のMD(販売政策)を可能な限り導入した。
(写真は、冷蔵のペットフードコーナー)
(写真は、2階の「HOME COORDY」売り場)
2階の衣料売り場は、近隣の「イオン琴似店」(札幌市西区)や「イオン札幌発寒店」(同)と自店競合しないように品揃えを工夫した。また、ホームファッションに関しては、ソリューション提案ができる「HOME COORDY」を導入した。
イオン北海道の青栁英樹社長は、「この地域では、当社店舗がドミナント(集中出店)展開をしているが、北5条・手稲通の南側(山の手側)には、イオンの店舗がなかったので、新たなマーケットが期待できる。西友時代からのポイントなど、ブランドスイッチをスムーズに進めて、お客さまの利便性を向上させたい」と話した。同店では、地域イベントなども積極的に開催していく考えで、地域コミュニティの場としても機能させる。