ダイイチ(本社・帯広市)の2024年9月期の売上高前期比は、全店ベースで107・9%、既存店ベースで104・1%となった。これら数値は速報数値のため、決算発表時点で修正はあるものの、前期の全店売上高103・2%、既存店売上高102・8%を上回るのは確実で、売上高は510億円を超えそうだ。(写真は、2024年9月27日にオープンした「ダイイチ稲田店」)
同社の2024年9月期の最終月だった9月度の売上高前年比は、全店ベースが前年同月比109・1%、既存店ベースが同102・7%だった。2023年11月30日に「すすきの店」(札幌市中央区)が新規オープンしたことに加え、2024年月27日には、イトーヨーカドー帯広店跡に「稲田店」を居抜き出店、4日分の売り上げがオンされて、全店ベースの売上高が伸びた。
9月度の部門別売上高前年比は、▷青果107・9%▷水産104・8%▷畜産113・7%▷惣菜113・2%▷デイリー104・2%▷一般食品110・7%▷日用雑貨104・9%▷その他107・0%となった。客数は110・2%、客単価は99・0%だった。
2024年9月期通期では、今年正月に、前年より1日休業を増やしたことによる売り上げ減の一方、閏年で2月が1日多く、売上げを押し上げるなど、増減要因がさまざまあったが、ならせば全店ベース107・9%になった。
実際の決算発表時点では、監査による修正で数ポイント減少するが、全店ベース売上高は2021年9月期の103・3%、2022年9月期の105・8%、2023年9月期の103・2%よりも伸び率は大きくなることが確実。この結果、売上高は511億円を若干超えるまでになりそうだ。