イオン北海道が小型食品スーパー「まいばすけっと」を新たに4店舗出店し合計店舗数は12に、柴田祐司社長「まだまだ出す」

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イオン北海道(本社・札幌市)は、小型食品スーパー「まいばすけっと」を新たに4店舗出店する。同社は昨年から「まいばすけっと」の出店を開始、今年に入って既に5店舗を出店、現在は8店舗の体制。今回の出店は、これまでと同様に居抜きでの出店となり合計店舗は12店舗になる。柴田祐司社長は、「まだまだ出店していきたい」と拡大路線を継続していく考えだ。(写真はいずれも出店予定場所。上段左から「平岸3条8丁目店」、「北11条東8丁目店」、下段は「北23条西3丁目店」)
 
 イオン北海道の「まいばすけっと」は、コンビニエンスストア(CVS)と同規模の店舗面積で、生鮮食品やデリカ商品、イオンのPB(プライベートブランド)「トップバリュ」商品などを品揃えた食品スーパーのミニタイプ。食品スーパーなどに足を運ばなくても毎日歩いて通える「近くて安くて便利」をキーワードにしている。
 
 新たに出店するのは、「北11条東8丁目店」、「北19条西4丁目店」、「平岸3条8丁目店」、「北23条西3丁目店」の4店舗。
「北11条東8丁目店」は、東区民センターの道路を挟んで東側にある高岡ビル1階。「平岸3条8丁目店」は、5階建てマンション、平岸ファーストの1階でセブンイレブン札幌平岸3条店の西隣。
「北23条西3丁目店」は、9階建てマンション北23条シティハウス1階。
 
 これまでの「まいばすけっと」店舗は、コンビニのセイコーマートに近い立地が多かったが、今回の出店ではセブンイレブンと競合する立地が選定されている。
 
 柴田社長は、「近いうちに20店舗体制にする」と述べており、早ければ今期中にもこの目標に届くことになりそうだ。ただ、出店場所はいずれも賃貸マンションや雑居ビルの1階のため空き物件が少ないのが実状。賃料が安ければ利便性に劣るなど好適地物件がなかなか見つからない問題も抱えている。

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