コープさっぽろ(本社・札幌市西区)は、「コープさっぽろ野幌店」(江別市松並町9-12)の移転に向け、同市松並町38-1の鉄道林跡地約7212坪(2万2799・68㎡)の造成工事に着手した。移転新築は、2025年6月頃になりそう。(写真は、鉄道林跡地を利用した「野幌店」移転予定地)
江別市は、JRの鉄道高架化や野幌駅周辺の再開発事業が、2022年度に完了したことを受け、役目を終えた野幌鉄道林跡地(野幌松並町)の土地利用について、JR北海道と検討を進めてきた。そうした中、コープさっぽろは、築45年を超えて、老朽化が進んでいる「コープさっぽろ野幌店」の移転候補地として、鉄道林跡地に着目、2023年12月に、鉄道林跡地の一部約1・5haをJR北海道から取得。3者は、残りの鉄道林跡地や近接する市有地を含めて街区整備を進めるため、2024年2月に「魅力あるまちづくりに関する連携協定」を締結した。
コープさっぽろの「野幌店」移転に向けた土地造成は、この協定に基づく鉄道林跡地開発の嚆矢となるもの。コープさっぽろは、北海道から林地開発行為の許可、江別市から開発行為の許可を受け、2024年8月1日から造成工事を始めた。工事施工者は、宮坂建設工業(本社・帯広市)。工事期間は、2025年6月30日までとなっている。
既存の「コープさっぽろ野幌店」は、国道12号沿いに立地しているが、新店舗は、鉄道高架沿いの道道1005号野幌総合運動公園線に面している。トドックステーションの併設など、3者の連携協定に基づき、子育て世代に貢献する店舗が予定されている。