サツドラホールディングス(HD、本社・札幌市東区)は2024年8月28日、沙流郡日高町と包括連携協定を締結した。MaaS(地域住民や旅行者一人ひとりの移動ニーズに対応して、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて、検索・予約・決済などを一括で行うサービスのこと)の実証実験や健康イベントなどの共同開催を計画している。(写真は、門別競馬場で行われた包括連携協定締結式。左から、髙見芳彦・日高振興局長、大鷹千秋・日高町長、富山浩樹・サツドラHD社長CEO=サツドラHD提供)
日高町が民間企業と包括連携協定を締結するのは、今回が初めて。未来を担う人材の育成や安心して子育て・教育ができる地域社会の形成、健康増進・町民サービスの向上、デジタル技術の活用などについて、相互に協働して取り組むことが協定の目的になっている。
日高町では、2024年10月1日から同年12月30日までMaaSの一環として、新しいデマンド交通「すこバス」の試験運行を行う。サツドラHDは、檜山郡江差町と締結した、包括連携協定の一環として取り組んできた「江差マース」が、2024年8月1日から実用化されたことを踏まえ、その知見などを「すこバス」の試験運用に生かしていく考え。
また、「すこバス」の試験運行に合わせ、開催予定の健康イベントについても協力していく。サツドラHDの子会社、サッポロドラッグストアー(本社・札幌市東区)は、日高町内に「サツドラ富川店」(富川北3丁目3-12)を展開している。