「桐生社長にラッキーマート白老店・元気広場のまぐろ丼を勧められ食べてみる」

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「この値段でこのクオリティはすごいですよ。ぜひ食べてください」ーー。2024年8月26日、「スーパーくまがい」を引き継いで「ラッキーマート白老店」をオープンさせた北雄ラッキー・桐生宇優社長が、興奮気味にそう伝えてくれた。同店内にある食堂「元気広場」。桐生社長が勧めてくれたのは「まぐろ丼」。価格は1380円(税込み)。まるでトロのように柔らかく、口の中でとろけるような食感が広がった。
(写真は、「元気広場」の「まぐろ丼と注文窓口)

「元気広場」は、「スーパーくまがい」の熊谷威二会長が始めた店内食堂。店舗で販売している新鮮な魚介類など生鮮食品を使って、惣菜コーナーの担当者が手作りで提供してくれる。「ウポポイ」開業で国内外の観光客が増えるとみて、海鮮丼もメニューに加えた。「価格、鮮度、おいしさ」が3拍子揃った「元気広場」は、地元客だけでなく観光客の間でも人気のスポットになっていた。

 そんな「スーパーくまがい」は、単独での事業存続が難しいとして、今年5月に北雄ラッキーへの事業譲渡を決め、この日、「ラッキーマート白老店」が承継オープンした。「元気広場」もこの日が承継オ―プンの日。「当社にとって食堂運営は初めてだが、お客さまがうれしそうに入っていくのを見て、継続して良かったと思う。店舗併設の食堂は、一つの研究材料にはなる」と桐生社長は、他の地方店舗への導入も選択肢の一つにしている様子。

 桐生社長自身も食べ、冒頭の「ぜひ食べて」発言に繋がったのが「まぐろ丼」。別の店で「白老牛ラーメン」を食べていた身にとって迷うところだったが、意を決して注文。でき上がってきたのが写真の「まぐろ丼」。一切れが大きいまぐろがご飯を覆い隠す。わさび醤油をかけて口の中に運ぶと、口の中で身がとろけ、桐生社長の言う高いクオリティを実感した。

「元気広場」では、海鮮丼やいくら丼、貝3種盛丼など丼物12種、ラーメン4種、カレー5種、定食3種を提供している。注文してプラスチックの番号札をもらい、それと引き換えに注文を取りに行くスタイル。テーブルにはイタズラ書きもあって、昭和の空気感が充ちている。「(スーパーくまがいの)熊谷威二会長の地元愛が結実したのが店舗と元気食堂。私はそれを受け継ぎます」と桐生社長。桐生社長に勧められて食べた「まぐろ丼」の味は、どこにも増しておいしかった。

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